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ブログ2013.5.26.(日)
月光
「白日の下に曝す」なんて言葉がありますけど、僕はあまり好きじゃありません、あの言葉。何て言うか、優しくない。まるで太陽という名の裁判官の元に、罪を犯した被告人を引っ立てるみたいなニュアンス。「やましいことがないならしゃんとしろ。お天道様に顔向けできるのかい?」なんて、映画や小説のセリフでもいかにもありそうな感じですよね。その通りかもしれないけど、人間生きてりゃやましくなくても人に言えない出来事の一つや二つできるってもんでしょ。それを全部暴き立てるなんて、優しくないよ。「正しさ」や「清さ」って時に残酷だと思いませんか。
間違いを犯さぬ人間がどこにいる?今日もテレビを見れば、新しい悪人の、新しい敵役の製造に目下大忙しといったところだ。誰かが言っていた、「人間は敵を作らなければ、平和に生きることができない」。神にいけにえを捧げる古めかしい儀式は、現代でも立派に機能しているよ。神は我々自身であり、いけにえに捧げるのも捧げられるのもまた我々自身だ。
月はいい。月は優しいから好きだ。闇夜に光る月は、何も見えない私たちに道を示す者のよう。見ているつもり、見えているつもり。だが我々は自分の姿さえ満足に見えているのだろうか。田舎の街灯もないような場所に夜に入っていくと、自分の姿さえ見えなくなってしまう。月明かりはそんな真の闇の中にいても、我々の姿を浮かび上がらせてくれる。満ちたり欠けたりするのも、まるで我々自身の姿のよう。
ぼんやりとした月明かりの中で、満足には見えぬがなんとか歩こうとする。月の満ち具合によっては光も弱く、躓いたりもする。それでも真っ暗闇ってことはない。たまに月の出ない日もあるけどね。そんな日もある。ふらつきながら歩いている姿、ほら、今の僕に、あの時の君にそっくりでしょう。
今日の月はオレンジ色だ。
来たるべき夜にも、月は出ているんでしょうか。
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6月14日(金)@福井CHOP
『Back Ground Music #43 アコースティックナイト!』
出演
バッカナル
Well up the Voices
松並哲也
etc…
開場18時30分/開演19時00分
前売/当日 1000円(ドリンク代別途必要)
6月15日(土)@大阪心斎橋火影
HOKAGE presents
『伝説のレジェンド12~大阪編~』
出演
SEI WITH MASTER OF RAM
bilo’u
KIFUDOH
BIRUSHANAH
SPIRITUAL GARDEN
松並哲也
開場/開演 17時30分/18時00分
前売/当日 2000円/2500円(ドリンク代別途必要)
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