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ブログ2014.5.9.(金)
声に呼ばれて
■5月10日(土)@鯖江ラグタイム
『4CHANNEL LIVE vol.94』
w/福福
開場/開演 19時00分/19時30分
入場無料
鯖江cafe ragtime(地図)
明日からまたライブな数日が始まる。3連戦の初日は、鯖江ラグタイム。昨年10月以来、2回目の出演。冬に向かってどんどん空気が冷たくなっていく時期で、僕は昨年の鯖江ラグタイムの後の三国への帰り道のことをよく覚えてる。
途中コンビニに立ち寄って、缶コーヒーを買ったんだ。店の外に出ると、10月の冷たさを増して、どんどん鋭さを増していく国道8号線沿いの夜の風が、何か知らない場所に連れていくように、僕に呼びかけるように突然強く吹いた。一瞬。やってくるヘッドライト、過ぎゆくテールライト。毎夜のように見られる、流れていく光の帯。その繰り返され、倦み疲れたような風景の中で、僕を強烈に呼び覚まさます、何か声のようなものを聞いた気がした。
家に帰った僕は、すぐ曲を作った。「呼ぶ声」って曲。その翌週から僕は郡山、東京にライブをしに行ったが、東京のライブでその曲を歌った。まだ完全にできていなかった。だからできているところまで歌って、観客に「まだここまでしかできていないんです」と告げたのを覚えている。
その「呼ぶ声」は、それから歌われることはなかった。歌えないと思った。曲を表現することができない。あの感覚が、ちゃんと曲にできない。そんな気がして、歌えないと思った。しばらくスタジオ練習でもその曲が歌われることはなかった。
それが最近、4月になってライブでやってみようという気になった。新曲と称して。笑 でも、そういうつもりだった。以前とは違って、僕はハーモニカを習得していた。うまくはないけど、新しいことを始めたんだ。「呼ぶ声」に、ハーモニカをつけた。まったく違う曲のようになった。これなら、最低限あの感覚を表現できるかも知れない、と思って、また挑戦してみた。もちろん、明日もやるつもりです。鯖江でできたようなものだから、「呼ぶ声」は。今その時書いた歌詞を読むと、今の僕じゃないんですよ。昨年の10月の僕がそこにいるんです。かなり一人ぼっちなんですよね。まあ今も一人ですが。笑
初めて僕を聴く人には、そんなことわからないと思う。どれが新曲で、どれがどうだ、って言われてもわからないもんね。当然です。だから僕はもうそのつもりでやることにしたんです。初めて聴く人ばかりで、僕も初めて歌うような気持ちで毎回、って。実際それは難しい、というか無理なことなのかも知れない。でも、毎回毎回、目の前で聴いてくれる人に、これが僕の歌なんです、僕はこう感じています。あなたはどうですか?と問いかけるような、語りかけるようなライブをしたいと思ってるんです。まあ、実際はどうかわかりませんがね。笑 僕は僕のライブを一生観ることができないから。
ラグタイムの翌日には、『仁義なき戦い~福井編』が福井CHOPであります。そこに向けて助走する・・・つもりはまったくありません。先ほどの言葉がウソになる。確かにイベント的には今の僕には大きな案件かも知れませんが。日によって、目の前で観てくれてるあなたの価値が違うなんてことはあり得ないんです。それは、1人だろうが100人だろうが、同じはずなんです。同じじゃなきゃウソなんだ。
というような気持ちですよ。お暇な方、いかがですか。
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おつかれさまでした!
とっても良かったです。
また聞きたいです~
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>NOSEさん
能勢さん、ありがとうございます!能勢さんのライブも観に行きたいです。実は先日の「実験ライブ」でしたか、観に行こうとしてたんですよ。事情があって行けませんでしたが。何かの折にライブご一緒できたら嬉しいです。