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ブログ2014.5.25.(日)
心がたどる道
金曜夜は、武生(越前市)にある蕎麦&BAR YAMATOでのアコースティックライブイベントに参加した。初めての場所だったけど、入った瞬間気に入ったよ。とても雰囲気が良くて、居心地が良さそう。すでにeika & 石森久雄デュオがリハーサルしていて、演奏しているスペースのバックスクリーンには地球が回る映像が再生されていた。僕には「世界はまわる」という曲があるんだけど、すごくおあつらえ向きだなと思った。
鯖江のラグタイムも最近2回目のライブをさせてもらったけど、鯖江や武生には独自のコミュニティというか、仲間の輪があるみたいだ。福井の、例えばCHOPとかホールビーとかには出演しない人も多いだろうし、こういう場に参加しなければ出会えないような人も多いだろう。このイベントに参加したのは、そういう出会いがあるかも知れないと思ったからというのも一つの理由だ。鯖江のラグタイムで出会った人たちも集まっていて、アウェイな感じはまったくしない。もっとも僕がソロ活動を始めた時はどこに行ったってアウェイだった。今さらどうこう言うこともない。自分の音楽を携えて、その輪の中に飛び込むだけさ。でもやっぱり最初に思った通り、とても居心地がよくて、僕も自分の出番が始まるまで、おいしい蕎麦とビールですっかり場を楽しんでいた。
薄暗い場所で酒が入って蕎麦も美味いし、するとどうだろう、段々やる気がなくなってきた。何てことを書くんだと思われるかも知れないが、実際ライブって体力も気力も使うし、面倒臭いんです。笑 人前に一人でのこのこ出てって「自作の歌」とやらを恥ずかしい思いをして披露するという、明らかに「楽」ではない行為。何で僕はこんなこと誰にも頼まれていないのにやっているんだろう?はは。などということを蕎麦を食らいながら、ボヤボヤと考えていたね。つくづく「楽しい」ってのは「楽」なことではないんだなって、思いました。「楽」して「楽しみ」たいだけなら、バンドとか、そういうものはやらない方がいいよね。でも、音楽やっている人は、それを続けている人は、知っているんだね。わざわざ時間と金をかけて準備して、面倒くさい、恥ずかしい思いをしてステージに立って表現した後訪れる達成感か、あるいは存在を脅かすような悔しさか、あるいは万雷の拍手喝采か。そういうものを知っているんだね。こんなことを考えながら蕎麦食べて、美味いんでしょうか?美味かったよ。だって3人前食べたから、おろし蕎麦。
いかにやる気がなくても、その場に立ってしまったらスイッチ入れないわけにはいかない。どういう経緯を辿ったって、心の中では鉛筆をナイフで削っているんです。こういう雰囲気のいい場所だから、僕のライブもクールにスマートにキメたかったところなんだけど、そうはいかない。いつも通り、水かぶったような大汗をかいてライブを終えました。なぜ僕はいつもこうなんでしょうね。たまにはドライな状態で帰りたいんだけどな。笑
HIRO、sunflower、ぼっち、co+myu、eika & 石森久雄デュオ、大和ボーイズ、敬称略、初めましての共演者ばかりでしたが、温かく迎え入れてくれて嬉しかった。大和のマスターも気に入ってくれたらしく、月一で開催されているらしいこのイベントも、これ以後また出演することになりました。ライブどうのこうのよりも、ビール飲んで蕎麦食って。そういうライブがあってもいいんじゃないかと思いました。これは「楽」したいわけではないですよ?笑 心が辿る道は、いろんな道があるんです。いやほんと。
さて、日付変わって本日。5月最後のライブがあります。
福井CHOP、恒例福井CHOPのアコースティックライブ。ここ数回は、土日開催でジワジワ盛り上がりを感じるようになりました。素晴らしい。今回もレアなアレ。観に来て損はないですよ。おススメです。そう言い切れます。
お時間ある方、ぜひのぜひ!
■5月25日(日)@福井CHOP
『Back Ground Music # 49 アコースティックナイト!』
-出演-
山田治久
松並哲也
怪傑ザカリー
UTaUnit
あずみ(Ary’s)
ist
雨ノ日ノ男
やすひろっく★(HASECAN)
開場/開演 17時00分/17時30分
料金 1000円(ドリンク代別途必要)
※松並哲也の出演はトリ、21時00分ごろからを予定
※福井CHOPの都合により、この日はフードメニューが提供でき
なくなりました。申し訳ありませんが、ご了承くださいませ。
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