2014.7.28.(月)

嵐を追って（コクラにて）

　さて、日付はグッと戻って、７月１１日へ。

　『仁義なき戦い～北九州編』。前日の博多編が、幸いにも台風直撃を免れて無事開催、しかも結構な大入りで、博多のライブハウスシーンの底力を目の当たりにした僕。博多編の翌朝、ホテルで目を覚ますと、連れの門脇大樹くんはまだ大イビキをかいてグッスリ寝ていた。浴場があるとのことで、優雅に朝風呂をキメる。部屋に戻って門脇くんを起こす。門脇くんは風呂に入ってくると言って部屋を出ていったが、すぐ戻ってきた。風呂は終わっていたらしい。まったくいろいろ持っている男です。退屈しなくていいね。

　チェックアウトすると、前日シャッターを下ろされてしまった立体駐車場に戻る。意気揚々と小倉に向けて出発。国道３号線を北上。約２時間のドライブ中、島根のことや、門脇くんのことをたっぷり聞かせてもらった。仁義なき戦いに参加する、同じ弾き語りミュージシャンとして、大いに刺激を受ける存在だ。僕とはタイプが違うが、島根での活動の話など、学ぶところも多いと思う。

　程なくして小倉に到着。以外に大きな街で、きょろきょろする。僕と門脇くんが、普段日本トップレベルの田舎に住んでいることがわかる。笑　小倉の街は、雑多な魅力がある。

駅前からアーケード街が続いており、ずーっと歩いていくと活気のある市場がある。

京都の錦市場に雰囲気が似ていて、いかにも地元の台所といったところ。

何だか懐かしくなる風景。昭和か。

色とりどりの野菜。

クジラ肉専門店なんてのも。

アーケード街にあったジグソーパズル専門店。

水辺。水のある風景は落ち着く。

　リハーサルを終えた後は、ひとりで小倉の街を散策。小倉というと、とにかく治安面で評判が悪い。笑　もちろんバンドマンの間でのネタというか都市伝説というか、面白おかしく語られている部分はあるんだろうけど。でも歩いてみると、商店街は平日だというのにたくさん人は歩いているし、お店もたくさんあるし、小倉城とか風情もあり、上の写真の旦過市場など昭和的な風景もたくさんあって、僕はすっかり気に入ってしまった。歩きに歩いて、前述のジグソーパズル店に入り、記念にビートルズのポスター（５００円）を購入した。←まったく小倉でなくても買えそうなものである

　この日の舞台は、小倉FUZE。これまたとてもいい箱である。店長のタケさんは、今回参加しているライブハウスの店長たちの中でも年上の方で、非常に渋くカッコいい雰囲気の人。男気を感じる。ライブが始まると、この日も仁義メンバーそれぞれの持ち味を出した熱い演奏が繰り広げられた。僕も演奏した印象、このライブハウスの音は男らしいガツンとした感じで、すごく良かったです。やっていて気合が湧いてくるね。

　打ち上げは、FUZEと同じ建物に入っている居酒屋。福岡に来たらぜひ食べたいと思っていた、もつ鍋が出ました！（写真なし）死ぬほど良いダシが出ていて、最後のおじやまで絶品。これは来てよかった。打ち上げがはけると、僕と門脇くんは深夜の小倉の街を少し歩くことにした。昼間の賑やかさとは裏腹に、静かで心地よい夏の空気を感じることができた。そして、FUZEのタケさんに教えてもらった、小倉の屋台ラーメン。打ち上げで腹一杯だったのにも関わらず、行くしかないだろうということで行ってきました。豚骨が臭くて、最高に美味かった。店のおばちゃん曰く、「臭いのが本物の北九州ラーメン」とのこと。最高だ。

　さて、こっからは番外編。

　福岡２デイズを終えた僕。翌朝小倉から新幹線に乗るのでもよかったが、門脇くんの車に同乗して、山口付近まで送ってもらうことになった。新幹線代は大して違いはなかったが、知らない土地を車で走ってみたかったし、門脇くんとももっと色々話ができると思ったので、喜んで同乗させてもらうことにした。

　夜中のうちにちょっと走っておこうということで、北九州から関門海峡を渡って下関側に行くことに。関門海峡を車で渡るのはもちろん初めてで、海を橋で渡っているということに僕は大興奮。夜景もいい感じ。