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ブログ2014.8.12.(火)
わくわく廃墟部 第一回
廃墟に行きたい!「わくわく廃墟部」は、廃墟が好きな人で廃墟探検に出かけようという、僕が立ち上げたサークル/部活です。
8月3日、わくわく廃墟部の第一回部活をやりました。現在、部員数6名。福井県内5名、県外1名。廃墟の何が人の心をくすぐるかというのは、他の人に聞いたことないし人それぞれかと思うけど、やはりそこに「美」を感じるからだろうね。滅びゆくものの、いや、すでに滅んでしまって、かつてそこに在りしものの残骸に感じる美というか、ノスタルジー的な美かも知れないし。考古学的な、学術的なおもしろさを感じる人もいることだろうし。
この日は僕を含めて5人で車に乗り合わせて、越前海岸沿いの廃墟に行って来ました。僕が以前、ここいらを通りがかったときに、すごくいいホテルの廃墟を見つけたんだけど、その廃墟の正確な場所を覚えてなくて、今回はたまたま通りがかった保養施設の廃墟に入ってみた。構内に落ちていた新聞、施設のパンフレット、従業員の日記などにより、ここが大体どういう施設で、どういう経緯で閉鎖され、いつ頃廃墟になったのかってのがわかってきた。
ここは越前町にある「舞幸(まいこう)」という保養施設で、カニやウニなどの海産物の販売や宴会、宿泊などもできたようで、先述の従業員の日記などによれば、医療施設的な側面もあったようである。利用者の血圧がどうとか糖尿がどうとか書いてある。
その食器類も全部置きっぱなし。割れた窓ガラス。誰かが荒らしたものと思われる。
左の人物は、廃墟探検に行くって言ってるのに、それっぽくない格好をしてきたおばかさん。
右手は2階宴会場のための厨房と思われる。結構この施設広くて、探検しきれなかったところも多い。
南北1つずつ階段がある。南側から2階に上がり、北側の階段の方に渡ってきた。
3階への階段。3階はちらっとあがって観たものの、未探索。鏡張りの階段がホラー感を誘う。
ちらっと上がって写真だけ一枚撮った3階廊下。ホラー感あります。
2004年の新聞。どうやら10年前に廃墟化したらしい。従業員の日記なども2004年で途切れている。
この「舞幸」なる施設、3階まであって、さらにその上に展望台もあるらしい。屋上も行ってない。展望台に続く階段は、草が覆い茂っており、簡単な道具でもないと上がれそうもない。3階は宿泊のための客間になっているものと思われ、ほぼ未探索。2階にあった従業員控え室には、洋服や着物類、化粧品類なども残されていて、もっと細かく探索すればさらに施設の過去が明らかになってくるだろう。2階北側の宴会場には、食器や置物などが積み重ねられるように集められており、どれも値札が付いている。どうやら経営が立ちゆかなくなって競売にかけられた雰囲気もする。結局買い手がつかず、解体費用もないまま廃墟化したんじゃないか、ってのが僕の推理だ。
10年前、僕は何をしていたんだろう。なんだかぼやけてしまってあまり思い出せない。10年前、この施設には人がいたんだなあと思うと、なんだか感慨深いものがあります。行き交う人々の影が見えるようで。
さて、廃墟訪問の後は、裏目的というか真の目的っていう人もいるだろうが、お食事タイム。折角越前海岸に来たんだからってことで、海鮮丼をいただきマンモス。他には天ぷら定食を食べる者、煮魚定食を食べる者・・・。ここまできて一人だけトンカツ定食を頼む人もありました・・・。しかし何気にトンカツが一番美味そうだという声も飛び交っておりました。
在りし日の外観。あの荒れ果てたエスカレーターも、当時の姿で写っていた。
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廃墟探索に興味がある県内の大学生です。
昔の物とか自然の中に埋もれて行ってしまうものとか見るのがスキです 。
写真でしかみたことないのですが、廃墟探索サークルがないのかとググっていましたら、このブログを発見しました。
連絡を取り合えたら嬉しいのですが。。
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>sky-fishさん
コメントありがとうございます。全然ちゃんとしたサークルらしいサークルではありませんし、活動もまだ一回しかしてません。笑
ですが興味があれば一緒に行きましょう。ダイレクトメールかなんかで連絡先教えてもらえれば、後ほど連絡いたします。