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ブログ2015.5.29.(金)
雄島に抱かれて
おばんです。松波哲也です。
早速ですが、明日30日(土)は地元三国町でライブです。場所は、ペンション「ハウスアムメーア」。レストラン「砂や」としてご存知の方もいると思います。僕はハウスアムメーアの地下にあるスタジオでいつも練習してたりするんですが、ライブイベントも度々やっており、僕も公式には三国でライブするのが初めてで、その点では特別な感慨があります。何と言っても、移動に時間がかからない!(笑)
『寺田町&石田幹雄ライブ』
-出演-
寺田町&石田幹雄
松波哲也(O.A.)
予約/当日 3000円/3500円(D別)
開場/開演 18時30分/19時00分
ご予約・お問合わせは
まで!
寺田町&石田幹雄デュオのライブに、オープニングアクトとして参加します。このライブ、昨年の今頃もハウスアムメーアでありまして、その時は僕はお客としてライブを観てましたね。その時オープニングをやっていたのは、eika&石森久雄デュオでした。それからの1年、僕も色々ありましたね。ものすごく過去のような気もするし、つい最近のような気もしてます。
ご予定がお決まりでない方、ぜひ三国へ。
さて、1週間前の話ですが、実は三国でちょっとライブしました。自分の中では一応「非公式」という扱いにはなってるんですがね。
親子旅芸人一座『楽市楽座』の福井公演の、地元ゲストという形で、短い時間ながら演奏しました。
これが舞台。水の上に浮いており、動力でクルクル回転します。本番前にちょっと試しに乗ってみたところ、何とも言えない気分に。まさか回りながら歌う日が来るとは、活動を始めた時は思いもしなかったなあ。
場所は、三国の雄島を臨む「大湊神社」。雄島の中にもあるんですが、対岸の安島集落にも社殿があって、お芝居はそこで行われました。間違って雄島の方の大湊神社に行っちゃった人、お知らせ不足でしたね。すいません!(笑)
天気も良く、お客さんも大入り。『楽市楽座』は、親子3人の旅芸人。舞台装置を車に積んで、全国を旅しながらお芝居をしてます。入場料はとらず、「投げ銭」とグッズの販売だけを興行収入としてるそうです。娘の萌さんは、学校には通わず、親子で旅をする人生を選びました。彼らは脱国家主義者でもあるんです。賛否両論あるでしょうが、僕はこういう生き方もあるのだと思います。昔はたくさんいたであろう旅芸人一座の、数少ない生き残りなんでしょうね。
で、僕はお芝居の中の一幕に、彼らに呼びこまれて舞台に上がる、という段取りで登場。持ち曲の「世界はまわる」を歌ったんですが、曲の通り、グルグル世界は回っていました。もっとも、世界(観客)から見れば回っていたのは僕だったわけで。何か不思議な体験をしました。
お芝居が終わった後は、観客の人も舞台の上に載せてくれます。みんな回ってましたね。
今月は尾道でお寺で演奏したり、久々にカフェ・ラグタイムで演奏したり、ライブハウス以外の場所がほとんどです。今現在の気分としては、色んなところでライブしたら面白いだろうな、って思ってます。例えば…本屋とか、トンネルの中とか。。思いつかないけど、ライブに不向きな場所であればあるほど面白いんじゃないかとも思います。音楽は、例え同じ曲でもそれが流れている場所や見えている風景、その時の心情などによって、違った光を放つものだと思うんですよね。音楽は風景を想起させるものでもあるけど、それすら聞く人によって、状況によって変化するものだと思うんです。我々が思っているよりも、音楽は自由なんじゃないだろうか。自由とは何ぞやという議論は置いといて。音楽は自由というか、人の精神は自由なんじゃないかなと。
などと、色々思ってます。日々は続きます。