Blog
ブログ2015.9.3.(木)
良い一日を
さて、例によってタイムマシンに乗って、1月近くを遡ることにする。
8月8日。福井ホールビー。末広がりの縁起の良い日を選んだのは偶然とは思えないが、この日は福井のイベンター、イセユウさんの企画するイベント『約束vol.12』が開催されたのだった。
思えば福井に帰ってきて、最初に福井のライブハウスにライブを観に行ったのは、彼の主催する『約束』であった。福井CHOPだったな。彼はその日病院を抜け出してライブハウスに来ていた。僕は福井CHOPというライブハウスに行ったのも初めてで、その時はいつ音楽活動を再開するのかも決めていなかった。2012年11月のことだ。
東京でやっていたバンドを辞めて、音楽活動に関わらない日々を過ごしていた。ライブハウスにもいかないし、何なら音楽もそんなに聴いていなかったかも知れない。福井での音楽仲間など、当然一人もいなかった。それがとある縁からこの『約束』を観に行くことになり、初めてイセユウさんに会ったわけである。イセユウさんは福井での音楽仲間の第一号と言ってよかった。
時を経て、そのイセユウさんのイベント『約束』に、何とイセユウバンドの一員としてエレキギターで参加することになった。歌なし、コーラスすらなし。もういちバンドメンバーに徹して、あまり目立ちもしなかったかも知れない。でもたまにはバンド気分を味わいたいなと思って参加させてもらったわけである。
このゴールドのレスポールも、すっかり出番を失ってしょぼくれているように感じたし。あまり状態も良くなかったので、福井のリペアマン、山田竜巳くんに頼んですっかりリフレッシュ。待たせたな。
メンバーはイセユウさんがボーカル&キーボード、ギターに僕とヤマモモ抽出物、ベースに関拓也(元Human Head Hack、現モンゴリアン・エイリアンズ)、ドラムに後藤拓也(元EVOL STUG etc…)、という布陣。なかなか変わったメンバーだ。僕はエレキギターでステージに立つのは約3年ぶり、触った記憶すら曖昧という、超新鮮な気持ちで臨む気でいた。
練習はそれぞれ忙しいメンバーの都合を縫うようにして、満足とは行かないが何回か集まってスタジオに入った。作詞作曲はイセユウさん。2曲をやることになった。少ないが、現時点これが限度のような気もした。
バンド名は、「one fine day !」に決まった。
さて本番。ソロとは違う緊張感がありましたね。楽しかったです。
沸き起こる雄一郎コール。沢山のお客さんに観てもらえてよかった。
写真は、石川のカメラマン、てるさん撮影のものを使わせてもらった。北陸を縦横に駆け回り、方々のライブハウスでバンドマンたちの写真を撮っている。北陸でバンドカメラマンと言えば、てるさんなんだろう。僕は初めてこの日ご挨拶させてもらった。彼の存在は前々から知っていたし、嬉しいことに彼も僕のことを知ってくれていた。これからよいお付き合いができればいいなと思う。
ライブハウスで楽しそうにするプレイヤーやお客さん、そしててるさんの気持ちを捉えた写真たちだと思う。
さて後日譚、イセユウさんはすっかりバンドの楽しさに味をしめてしまい、one fine day !は続行することになったそうだ。メンバーはその時々で集めるらしいので、このラインナップは本当にこの日限りの幻の何とやら、になりそうだ。
僕がまたエレキギターを再び手にする日は来るのだろうか??それは、僕にもわからない。
ロックンロール!