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2015.9.25.(金)

僕らは星だ

 さてブログ上では8月が終わり、ようやく9月になった。これは9月13日のお話だ。

 下の集合写真が福井で撮影されるなど、本当に不思議なことだ。何が起こってもおかしくはない。東京の印藤さんから「福井でライブがしたい」と連絡を受け、福井ノーサイドに話をした。ただそれだけの話だが、ノーサイドと印藤さんをつなぐ縁もあり、ある種導かれるようにしてこの日がやってきたのは本当に実感するところだ。しかも東京で僕が在籍していた「一寸笑劇」時代に出会ったalt of the societyも一緒に福井の地に足を踏み入れるということで、一層特別な夜になった。

 この日僕は「主催者」ということらしかった。主催者だから出順もトリ、ということになった。が、実はノーサイドではこれはかなり珍しいことで、FFFがいる日は大抵彼らがトリなのだ(セッティングの都合上、ということらしい)。この日はさらにFFFのメンバーの一人の到着が遅れ、alt of the societyがトッパーを務めることに。県外バンドがトップというのも、珍しいことだが、すべては大きな流れの中にある。必然だったのかも知れない。

 この日はもう一人、大阪から小川洋一郎さんという方が来ていて、彼とも初対面であった。20年ほど前までバンドで活動していたが、その後音楽活動から退き、表舞台から遠ざかっていた。しかし、昨年になって20年ぶりに音楽活動を再開し、精力的にツアーを回り始めたらしい。これだけでもすごい重みのある経歴だと思う。お話してみるとどうやら共通の知り合いもいるようで、これから頻繁にお名前を見かけるようになるだろう。

 ライブが始まるとすぐに、この日は素晴らしい夜になることがわかった。数々のライブを経て磨かれたalt of the society。

 ゆらりと幻視と幻聴から抽出されたような新宿路上のファンタジーを歌う印藤勢

 3番手という風変わりな出順で何だか別のバンドみたいだったFFF。笑

 ロックンロール歌謡で会場を大いに沸かせた小川洋一郎。 

 僕はノーサイドでは初めてのトリ。最後には喉がカスッカスになってしまうほど、この日は力が入っていた気がする。やはり旧友を前にしてのライブ、飛ばしてしまうね。後悔はない。

 出順のせいもあってか、終始「ちょっといつもと違う」感を漂わせながらライブは終了した。お話を受け入れてくれたノーサイド、テツヲさんには感謝しかない。僕は福井でライブしたいという友人がいれば、自分のできることをしたいと思っている。僕も県外でライブさせてもらったりすると感じるのだが、受け入れる側も大変だし、それだけで度量のいることなのだ。自分が受け入れてもらえた嬉しさ、その感謝を、今度は福井にやってくる誰かに返したいと思っている。

 そうだ、夜、星を観に行ったんだ。みんな知っているけど忘れていることがあって、僕はそれを思い出したりした。僕は、僕たちは無数の命のうちのひとつであり、ここは宇宙だってこと。

 僕は一切であり、一切は僕だ。とうぜん、僕はあなたで、あなたは僕だってことなんだ。

 僕らは、星なんだということだ。

 この夜は、当然つづくー

 

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